考古資料課より

 
 歴史館では膨大な考古資料(土器、石器、金属器、木器などの遺物や発掘調査の写真)を収蔵しています。 展示できるのはそのごく一部ですから、ここでは展示されていない遺物や遺跡を少しずつ紹介していきます。行事やふだんの仕事の様子も載せていきますので、ご覧いただくとともにぜひ歴史館にも足をお運びください。

出土資料の紹介

松鶴鏡(しょうかくきょう)

松本市北栗遺跡  鎌倉時代

 直径9.5cm、松本市の島立北栗遺跡から出土しました。鏡の背面に松葉と中央を対にした二羽の鶴が刻まれています。鏡面を上にして出土したため、発掘補助員さんは、「先生、カンのふたのようなモノがでたらぁ!」叫びました。写真を撮って慎重に取り上げると裏にはきれいな鶴の模様がありました。その感動は20年たった今でも忘れません

遺跡の紹介

岡谷市大洞(おおぼら)遺跡

谷市塩嶺山地の山麓に立地する遺跡で縄文時代前期末から中期初頭(約5,500年ほど前)の住居跡が3軒ほど発見された小さなムラである。ところが黒曜石が総重量60kgも出土し、山麓の小さなムラは黒曜石の交易にかかわっていることが明らかになった。こぶし大ほどの黒曜石原石(300~800g)7点が積み上げられるように残されていた。 
行事
第5回考古学講座(10月23日)

遺跡探訪会を実施しました。下伊那は横穴式石室を持つ前方後円墳が集中する地域で、何人も入って見学できる横穴式石室がいくつかあります。写真は飯田市の松尾にある「おかん塚古墳」の石室です。手を伸ばしても届かないほどの天井は、巨大な石が組み合わされています。

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