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古文書目録名一覧

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伊那郡地方文書

資料No(記号) 伊那〔4〕/4-40
説明(解題) 本目録に収録した標記文書は、2017(平成29)年度に上條信彦氏より寄託を受けた収集史資料群のうちの一部で、流出点数が1点もしくは10点程度の伊那郡関係文書を便宜的に収めている。したがってそれぞれの出所(古書店等)が異なることに注意が必要である。
 本目録には大萱村(伊那市)・伊豆木村(飯田市)・宮木村(上伊那郡辰野町)・上飯田村(飯田市)・日影村(伊那市)・八手村(伊那市)・北小河内村(上伊那郡箕輪町)・中坪村(伊那市)の計8ヶ村文書の他、「伊那郡郷村旧事記」4冊、中山道運送会社関係資料がある。
 このうち比較的数量のあるのは中坪村文書で、19世紀前半の文書を中心とした24点で構成される。支配関係は幕府領で、天保期の村高は584石であった。内容は年紀売証文、譲り状、金子借用状など私文書の他、村役人から飯田藩役所への願書なども散見される。
 大萱村は、幕府領・飯田藩領・幕府領と支配関係は転変する。本文書群9冊は幕府領時代のもので、代官所からの公用文の写を村役人が書き留めた横帳がまとまっている。
 興味深いものとして、中山道運送会社関係資料がある。明治初頭の陸運資料として珍しいものといえるが、石曽根村(上伊那郡飯島町)唐沢忠蔵正容など小売業者の印判と実名が一覧できる。
 このほか上片桐村(上伊那郡中川村)名主藤左衛門、片桐村片桐村前沢本耕地(同村)の名主伊兵衛関係の文書が比較的残っている。
 133号から144号文書は伊那郡境村関係文書である。境村は三峰川右岸の台地上にあり、日影村を本郷とする伊那部村の枝村である。現在の伊那市西部の地域にあたる。端裏書からこれらの文書の出所が池上代治のもとにあったものとわかり、池上家文書と名称することができる。ほとんどが江戸時代後期の年貢免状であるが、144号文書は羽広村源八が境村仙右衛門を相手取って起こした訴状である。

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