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金澤甚衛旧蔵中山道宿継関係史料

資料No(記号) 佐久〔2〕/2-30
説明(解題) 本目録に収録したのは、2017(平成29)年度に上條信彦氏より追加寄託を受けた収集史資料群のうち、金澤甚衛収集史料11点である。このうち10点が佐久郡芦田宿関係の史料であることから佐久郡に分類した。
 旧収集者の金澤甚衛は1891(明治24)年秋田県由利郡に生まれた郷土史家である。全国の史料、とくに五人組帳や交通関係史料の収集で知られている。1981(昭和56)年神奈川県藤沢市にて没した。金澤の関連収集史料は、没後に散逸し、三井文庫、大倉集古館など多数に納められている。
 芦田村は近世は一貫して小諸藩領に属すが、1834(天保5)年「信濃国郷帳」によると、芦田村の石高は、約2,472石である。芦田宿は1843(天保14)年「中山道宿村大概帳」によると、規模は、本陣1軒、脇本陣2軒、旅籠6軒で、長窪宿(小県郡長和町)と比較しても、小さな宿場である。当時の町並みの中央部に位置する東町屋敷と中町屋敷に本陣・脇本陣・旅寵屋が置かれ、本陣の門脇に高札場があった。
 当該史料のうち10点は芦田宿名主兼帯問屋家で脇本陣の山浦栄治右衛門家に関係するものとみられる。当館寄託史料本陣土屋家文書(2-11)と関係する史料である。いずれも幕末の人馬継立に関わる史料である。とくに史料番号10番は1774(安永3)年の年間を通じた芦田宿の宿継を利用者したものと、その依頼された輸送品の内訳が記された重厚な帳簿である。
 なお芦田宿とはべつに馬籠宿関係の継立記録が残る(史料番号11番)。目に付くのは武具のほか「琉球包」、「明荷」など異国産の物品が興味深いといえる。

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