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伊那郡大草村塩澤家文書

資料No(記号) 伊那〔4〕/4-41
説明(解題) 本目録に収録した標記文書は、2017(平成29)年度に上條信彦氏より寄託を受けた収集史資料群のうちの一部で、大草村関係文書155点を収録する。大半が一紙ものであり、借用証文・質地証文など貸借関係文書である。また横帳は幕末から明治にかけての年貢割付および皆済帳簿類である。上限は1759(宝暦9)年の質地流し証文であるが、多くは19世紀前半から明治期にかけてのものである。注目すべき文書には、本郷村(上伊那郡飯島町)との間の洪水による境界相論がある(4-41-134)。この地域は田切地形でまた天竜川も貫流していることから洪水も多く発生している。
 大草村は現在の上伊那郡中川村に位置する近世村である。中世の大草郷は諏訪上社領で、伊那源氏香坂氏の所領であった。1619(元和5)年に旗本近藤・井上両氏の相給領として確認でき、のち井上氏分が幕府領として直轄となる。中世の大草領は、天竜川対岸の大河原・鹿塩(飯田市)までを含んでいたが、近世の大草村は大河原・鹿塩を除いた分が領域であった。村高は17世紀後半の元禄期には1678石余り、18世紀前半の天保期には1832石余りで大村の天領であった。
 山間地であったことから、楮・漆・柿が栽培されている。
 1875(明治8)年、合併し南向村の一部となり、1881(明治14)年、分村し再び大草村となった。さらに町村制施行により1889年南向村となっている。

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