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水内郡長井村文書

資料No(記号) 水内〔9〕/9-30
説明(解題) 本目録に収録した文書は、平成22(2010)年に上條信彦氏より寄託を受けた史資料群のうちの一部である。
 長井村は犀川と土尻川の合流点に近い丘陵地帯にあった近世村である。現在の長野市中条(旧中条村)にあたる。江戸時代は松代藩領で、村高は慶長7(1602)年に345石余りであった。耕地は畑地がほとんどで、麦・粟・大豆などを栽培し、とくに麻の栽培も行われており63石の生産高は村高の約2割近くにもあたる。
 本文書群のすべてが安政年間の割付帳、人別帳、上納銀などの書付で長井村上組組頭治郎左衛門の作成したものである。したがって長井村上組組頭文書と位置づけられる。
 本史料群は、史料点数自体は少ないが、安政4(1857)年に「覆り」で麦が不作だったことがうかがえ、麻の栽培が行われていることが見えるなど中山間地域の畑稼ぎの様子がうかがえる点は興味深い(9-30-3)。なお弘化4(1847)年の大地震では長井村で数百件が潰れ流され、20名の死者が出、さらに山津波で田畑損壊多数であったと言われる(「むしくら日記」)。 

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