樹木と人の交渉史−発掘された木製品、樹木信仰にみる3万年の歴史−
秋季企画展

開催概要
樹木と人は、時代ごとに、さまざまな共生関係を築いてきました。
縄文時代、人はドングリ類の恵みを受けて定住生活をはじめ、やがてクリやウルシなど必要な樹木を管理し、活用するようになりました。弥生時代以降は、樹を伐り、加工する技術が発達していくとともに、樹木を材として利用する動きが加速しました。樹木と人の「かかわりあい」(交渉)の歴史を、出土木製品や石器などを通してご覧ください。
一方、人は樹木への信仰心を育んできました。樹木の保護と引き替えに、樹木に宿るカミに祈りを捧げ、「願いごと」の交渉を重ねてきました。樹木祭祀の遺構や現在に残る巨樹信仰、御柱、円空仏などを通して、こころの側面をご紹介します。
開催期間 | 2015年10月3日(土曜日)~11月29日(日曜日) |
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講演会「信濃の森とヒトのつきあいの歴史」
期日 | 2015年10月3日(土曜日)13時30分〜15時 |
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講師 | 東北大学名誉教授 鈴木三男 氏 |
テーマ | 信濃の森とヒトのつきあいの歴史 |
その他 | 小、中、高、特別支援学校生は聴講無料ですが、大学生以上、一般の方は観覧料が必要です。また、全ての講座を受講できる割引券を発行します。 |
関連講座
- 『実演!国宝・重要文化財の屋根材(こけら板)を作る』(終了しました)
【日時】10月11日(日曜日)10時〜11時、13時〜14時
【講師】栗山弘忠氏(栗山木工有限会社) - 『縄文時代の樹木利用』(終了しました)
【日時】10月31日(土曜日)13時30分〜15時
【講師】当館考古資料課上席学芸員 寺内隆夫 講座修了後に展示解説があります。 - 『弥生・古墳時代の木工技術と保存・修復』(終了しました)
【日時】11月7日(土曜日)13時30分〜15時
【講師】当館考古資料課 白沢勝彦 講座修了後に展示解説があります。 - 『樹木と人の交渉史』(終了しました)
【日時】11月14日(土曜日)13時30分〜15時
【講師】当館考古資料課上席学芸員 寺内隆夫 講座終了後に展示解説があります。 - 『磨製の斧は伐採具か』(終了しました)
【日時】11月21日(土曜日)13時30分〜15時
【講師】当館考古資料課長 大竹憲昭 講座終了後に展示解説があります。
※いずれの講座も小、中、高、特別支援学校生は無料ですが、大学生以上一般の方は観覧料が必要です。また、全ての講座を受講できる割引券を発行します。
関連イベント
- 『こけら板』に字を書いて古代の木簡を作ってみよう(終了しました)
【日時】10月11日(日曜日)11時〜12時、14時〜15時
【協力】栗山木工有限会社 - 『森将軍塚古墳の樹木観察会と自然素材クラフトづくり』(終了しました)
【日時】10月24日(土曜日)9時〜12時
【協力】NPO法人やまぼうし自然学校 - 『木の実で飾ろう!クリスマスリース作り』(終了しました)
【日時】11月28日(土曜日)13時30分〜15時
※いずれのイベントも中学生以下が対象。
高校生以上の方は要相談。
※各回とも定員20名(予約制)
※引率の保護者1名まで無料。