これからの企画展

「地酒王国 信州」
2020年度夏季企画展

酒樽(長野県酒造組合蔵)
酒樽(長野県酒造組合蔵)
期間:
2020年7月11日(土曜日)~8月23日(日曜日)
概要:
 米作りをしてきた日本人にとって、米を原料とする酒(日本酒)は、現代でも冠婚葬祭や日常生活に欠かせないものであり、各地の酒蔵で酒造りが行われてきました。
 現在、長野県には80の酒蔵があり、これは新潟県の89に次いで国内第2位の数です。酒蔵は県内各地にあり、自然を生かした個性あふれる酒が造られ、幾多の試練を乗り越えて今の「地酒王国」に至っています。この地酒王国信州はどのように誕生したのでしょう。(1)酒蔵が数多く誕生した米社会の江戸時代、(2)明治から続く幾多の試練、(3)研修を積んで銘醸地入りした昭和、(4)名を広め、現代日本を個性化で生き抜く酒蔵、この4章から地酒王国の歴史をたどります。地酒王国を支える信州の水や酒米の内容についても展示します。

※イベント等につきましては、今後の状況により、中止または人数制限等行う場合がございます。詳しくは当館ホームページをご確認いただくか、総合情報課(026-274-3991)までお問い合わせください。

「稲作とクニの誕生」―信州と北部九州―
2020年度秋季企画展

金印全景の写真
金印全景の写真
期間:
2020年9月15日(火曜日)~11月29日(日曜日)
概要:
 建武中元二年(紀元57年)、倭国(日本)は後漢に朝貢し、「委国王」の金印紫綬を賜りました。中国を中心とする東アジア世界の一員(外藩)に倭国が組み入れられた証です。漢書地理志によれば、紀元前後、倭国には百余国(数多くのクニ)があり、漢に朝貢していたとされます。やがてクニグニはまとまり、奴国を始めとする北部九州の国々が誕生します。大陸伝来の鏡や剣、玉などを副葬した「弥生王墓」は、その証のひとつです。しかし信州にも弥生のクニがあり、国誕生のプロセスはありました。それは緩やかなものであったかもしれませんが、稲作農業の進展とともに、経済の発達、階級社会の熟成が起こっていたと考えられ、考古資料の展示を通して問い直してみます。

「画家・書家・コレクター 中村不折 ~伊那谷から世界へ~」
2020年度冬季展

中村不折(1866~1943) 台東区立書道博物館提供
中村不折(1866~1943) 台東区立書道博物館提供
期間:
2021年1月9日(土曜日)~2月21日(日曜日)
概要:
 洋画家・中村不折(なかむらふせつ、1866~1943)は、幕末の江戸に生まれ、幼い頃に両親の郷里・伊那に移住しました。明治21年に上京、画塾「不同舎」で洋画の初歩を学んだ後、明治34年フランスに留学してアカデミックな人物画を習得しました。帰国後は、中国や日本の古典をもとに独自の解釈を加えた油彩画を描き、洋画壇の重鎮となります。
 書家としても知られ、六朝(りくちょう)風と称される独特の書風で人気を博した他、新聞記者、装丁家、日本画家としても活躍しています。さらに、書道資料の蒐集家としても有名で、晩年の昭和11年、台東区根岸の自宅に「財団法人書道博物館」を創設しました。
 本展では、多分野にわたり表現活動を展開した不折の代表作を厳選して展観します。併せて、台東区立書道博物館の協力により、不折コレクションから書道史上の至宝ともいえる文化財を北信地域で初めて紹介します。信州に育ち、やがて世界を見据えた芸術家となった不折の業績を通じて、明治・大正・昭和戦前の芸術文化を再考し、未来の文化創造のための契機となれば幸いです。

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