山とともに生きる −「信州山の日」制定を記念して−
2014年度夏季展

開催概要
身近な里山から3,000メートル級の山岳までの多様な山々に抱かれた信州。道具の素材や食料など山の恵みを得て生活した原始から、登山や鑑賞の対象として山を楽しむ現代まで、私たちは歴史を通じて「山の恵み」に支えられ、物質的・精神的豊かさを手にしてきました。
2014年は「信州山の日」制定元年であるとともに、中部山岳国立公園指定から80年、上信越高原国立公園指定から65年、南アルプス国立公園指定から50年と山をめぐる節目の年にあたります。これを機に信州での山と人びとの関わりをあらためて振り返ってみたいと思います。山の恵みを獲得するための黒曜石の原石・石器、食事や祈りのための石器、産業資源としての木材利用に関する資料、近代登山をめぐる道具や著作、絵画、観光パンフレットなどをご覧ください。
これらの資料から、信州に暮らす私たちにとって山が共通の財産であることを確認するとともに、どのように後世へ伝えていくべきか考えるきっかけになればと願っております。
開催期間 | 2014年7月26日(土曜日)~8月31日(日曜日) |
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講演会「飯綱信仰について」
日時 | 2014年7月26日(土曜日)13時30分~15時 |
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会場 | 長野県立歴史館 講堂 |
演題 | 「飯綱信仰について」 |
講師 | 小山 丈夫 氏(いいづな歴史ふれあい館学芸員) |
※小中高校生は入場無料ですが、大人の方は別途観覧料(300円)が必要です。
※終了後に展示解説があります。
講座「近代化の開発拠点」(長野県カルチャーセンターと共催)
日時 | 2014年8月20日(水曜日)10時30分~12時 |
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会場 | 長野県立歴史館 講堂 |
内容 | 「近代化の開発拠点」 |
講師 | 市川 正夫(当館学芸部長) |
※講座に参加される場合は、別途、観覧料が必要です。
一般:300円 高校生・大学生:150円 小学生・中学生:70円
※終了後に展示解説があります。