長野県誕生!−公文書・古文書から読みとく−
2017年度 夏季企画展

開催概要
今年は、1867年11月9日に大政奉還が行われて150周年。12月9日(1868年1月3日)の「王政復古の大号令」に始まる新政府確立への道は、「明治維新」と呼ばれ、近代日本の出発点とされます。
江戸時代の信濃国は10を超える藩や細分化された天領によって構成されていましたが、版籍奉還、廃藩置県を経て、最終的に長野県が管轄することになりました。しかし、その後、分県移庁論が再三唱えられることになりますが、そのたびにもともとここは「信濃国」であり「信州」なのだという意識が表面化しました。本企画展では、長野県がどのように成立し、人びとはそれをどのように受けとめたのかを、公文書・古文書から読みときます。ぜひご覧ください。
開催期間 | 2017年7月8日(土曜日)~8月28日(月曜日) |
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主な展示史資料
- 五榜の掲示 1868年 (個人蔵・上田市立博物館寄託)
- 印鑑簿 1871年 (当館蔵)
- 筑摩県庁火災「公文録」 1876年 重要文化財(国立公文書館蔵)
- 筑摩県博覧会「錦絵」 1873年 (当館蔵)
- 四国八十八所巡拝帳 1893年 (個人蔵)
講演会「地方制度にみる明治維新」
7月15日(土曜日) 13時30分~15時
「地方制度にみる明治維新」 講師:慶應義塾大学経済学部准教授 松沢裕作 氏
関連講座
8月12日(土曜日) 13時30分~15時
「『夜明け前』と伊那県」 講師:青木隆幸(当館学芸部長)
「ここはどこ、私はだれ −明治初めの住所と名前−」 講師:福島正樹(当館学芸員)
こども体験教室「プラ板で県のハンコをつくってみよう」
7月30日(日曜日) 10時~15時
「プラ板で県のハンコをつくってみよう」
展示室でハンコのある文書や資料をさがし、自分だけのハンコをつくります。
※ 材料費 100円