激動を生きぬく
夏季企画展・信濃武士市河氏の400年

開催概要

 市河文書147巻全巻複製完成にあわせ、市河文書に記されている内容から、市河氏が鎌倉〜戦国時代という動乱の歴史をいかに生き延びたのかを紹介します。
 北信地方の一豪族に過ぎない市河氏は、鎌倉時代に婚姻関係を利用して中野氏の所領を取り込み、所領拡大をはかります。そして南北朝時代には中先代の乱、足利尊氏と弟直義の内紛(観応の擾乱)にも巻き込まれ、室町時代には信濃国守護小笠原氏に味方し大塔合戦を戦い、戦国時代には武田氏につき、のちには上杉氏の家臣になるなど、市河氏が激動の時代に大勢力とどのような関係を結び、どのような生き残り策をとったのかを探り、必死に生き延びようとした地方武士の姿を再現します。
 また、武田晴信の新出文書などにより、甲越合戦における市河氏の役割と山本勘助との関係についても紹介します。

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開催期間 2011年7月23日(土曜日)~2011年9月4日(日曜日)

講演会

「市河家文書と山本勘助」

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日時 7月30日(土曜日)13時30分〜
講師 山梨県立博物館学芸員  西川 広平氏
受講料 200円(企画展観覧料を含む)

「信濃・越後の南北朝内乱〜信濃川・千曲川流域のネットワーク」

詳細
日時 8月20日(土曜日)13時30分〜
講師 松本蟻ヶ崎高等学校教諭  村石 正行氏
受講料 200円(企画展観覧料を含む)

※講演会終了後、展示解説(要観覧料)を行います。

オープニング

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日時 7月23日(土曜日)9時〜10時
内容 開会式 内覧会(展示解説)
参加費 無料

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