長野県立歴史館資料調査員
『信濃史料』『長野県教育史』『長野県政史』そして『長野県史』という、戦後スタートした県の一大修史事業は平成4年にいったん完結をしました。その間収集されたデータは膨大なものがあります。長野県立歴史館はこうした事業によって得た資産を大切に保存している施設でもあります。
しかし、現代史編はまだ事業化されていないという課題もあります。県史刊行後、新たに発見された史資料も枚挙にいとまがありません。
一方で社会情勢の変化により、それまで地域に保存されてきた文化財が散逸する事例も増えています。史資料をめぐる情勢は刻々と変化しています。こうした背景から、県立歴史館では長野県内における資料の所在、分布等の調査を行うことを目的に、県内16の地区の有識者を調査員に委嘱しています(長野県立歴史館資料調査員設置要綱による)。
年に一度全体会を開き情報交換を行います。また毎月、地区ごとの歴史情報等を調査しています。
地域の方々にはご協力をいただく場面もあるかもしれません。そのおりは何卒よろしくお願いいたします。