縄文ムラのウーリーちゃんを探してみよう(2)

4月29日のブログで紹介した「縄文阿久ムラ」に居ついたウーリーちゃん。すでにススキの陰から移動しています。お気づきでしょうか。まだ幼いのでキノコを食べはしないでしょうが、好奇心旺盛でキノコのところまでやってきました。すぐ脇には、ワレモコウがあります。高さ数十?になるバラ科の山野草です。秋には、紫色の花をつけます。長野県内では、今でも人里近くの林と農地の境あたりで見ることができ、縄文時代のムラ周辺にも生えていたと考えられます。ワレモコウの根っこには止血効果があるそうです。縄文人は、野草に効能に詳しかったと思われるので、けがをした時に使っていたかも知れません。
さて、ウーリーちゃん今度はどこへ? みなさん「縄文阿久ムラ」で探してみてください。
※阿久(あきゅう)は諏訪郡原村にある遺跡で、中央自動車道建設に伴い1976年〜1978年に発掘調査されました。歴史館で再現した縄文時代前期のムラ跡は、保存を求める声がたかまり、現在は道路の下に埋没保存されています。