埴科郡松代新馬喰町文書

詳細情報
資料No 更埴〔7〕/7-58
地域 更埴
古文書

 本目録に収録した標記文書は、2010(平成22)年に上條信彦氏より寄託を受けた収集史資料群のうちの97通である。
 松代町新馬喰町は江戸時代松代城下西の入り口にあたる町である。松代城下21ヶ町のひとつ馬喰町が1649(慶安2)年に隣接する清野村地籍へ広がってできた北国街道沿いの町である。「元禄郷帳」では清野村枝村として扱われているが、実態は「除御年貢地」として松代町外町に位置づけられていたと思われる。
 1845(弘化2)年の宗門人別帳では軒数58だが菩提寺は30ヶ寺にのぼり藩領内広域に分布する。同年「家業御書上帳」では下級武士が15、足軽番代8名であることから、下級武士層が領内各地から広くこの新町に集住したことがうかがえる。
 本史料群はいずれも19世紀のもので、古くは1823(文政6)年から明治初期までの文書を含む。清野村ほか東福寺村などの近隣諸村役人から新馬喰町名主彦右衛門等などに宛て割宛の年貢皆済を町に通知した年貢配符状(切紙)がもっとも多い。

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