原伊市収集文書
資料No | G-0-2 |
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カテゴリー | 現代史資料 |
資料内容 | 農業用水・観光開発 |
解題 | 1 本目録は、自然・環境保護活動家の原伊市氏が行った活動記録類と活動のために収集した資料、その他 原家所蔵の古文書類にあたる。本資料は1996(平成8)年3月に、御本人より当館の保管下で利活用を望まれ寄贈されたものである。諸般の事情で2019年度より史資料の整理、登録を始め2020年度当初に作業を終えた。 2 原家は、広く土地を有する豪農として天保期には寺方組名主を務め、伊市氏の祖父伊兵衛の代までの記録(G0-2-4)を残す。1954(昭和29)年に伊市氏が土地家屋等を父茂市郎より相続する以前は、養蚕業を手広く行っていたことを物語る片倉家との取引関係資料等がある(G0-2-2,3)。 史資料寄贈者の原伊市氏は、1906(明治39)年に茅野市玉川に生まれる。1921(大正10)年3月26日に玉川尋常高等小学校、大正11年3月24日に村立玉川実業補修学校を卒業。大正15年11月15日に諏訪郡玉川村立玉川青年訓練所の課程を修了した。戦後、自然・環境保護活動家としての活動記録類は多岐にわたる。大河原堰土地改良、霧ヶ峰・蓼科開発、ビーナスライン等林道建設、ゴルフ場開発計画等々に対する自然保護活動は、「茅野市自然と文化を守る会」から全国自然保護大会へと広がりを見せる。また、ニホンカモシカ保護運動や水理開発における水源・水質・地下水から水苔枯死に至る“環境問題”へと及ぶ。さらには、脱・反原発、非核へと広がる(G0-2-1,5)。氏の自然・環境保護活動家としての起因となる古文書類(G0-2-4)を加え当館が所蔵し、一般公開することが望ましいと判断する。 3 本資料の登録番号(請求記号)は以下のとおり。 |
登録年度 | 2019 |
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