丸田恒雄「満州更級郷絵画資料」

詳細情報
資料No G-16
カテゴリー 現代史資料
資料内容 更級農業高校の元教師が、昭和15年に更級郷奉仕隊で満州の様子を描いた絵画類
解題

1  本目録は、丸田恒雄氏が描いた満州更級郷のスケッチ類及びその関連資料にあたる。本資料は2014(平成26)年10月に、恒雄氏のご子息で本資料を所蔵した丸田善徳氏より当館の保管下で展示等の利用を望まれ寄贈されたものである。2020(令和2)年3月に寄贈された資料2点を追加し整理・目録登録を終え、ここに一般公開するものである。

2  丸田恒雄氏は、1919(大正8)年3月に更級農学校を卒業し、日本農民美術研究所(上田市神川)で山本鼎や倉田白羊、それに石井鶴三から木彫、絵画、石膏等を学んだ。その後、長野工業学校(長野工業高等学校の前身)家具科の第一期生として卒業して教職に就き、屋代中学校(現屋代高等学校)、屋代女学校(現屋代南高等学校)、さらに更級農学校で教壇に立った。昭和12年8月、更級農学校長の依頼から、満州信濃村で家具類の不足を補うための木工講習の講師役を引き受けた。また、昭和15年6月には更級郷奉仕隊の生徒を引率し、現地へ赴いている。満州更級郷のスケッチ類はこの時に描かれたもので、開拓地の風景、開拓団の生活等当時の様子が窺い知れる貴重な資料といえる。当館が所蔵し一般公開することが望ましいと判断する。

3 本資料の登録番号(請求記号)は以下のとおり。
  丸田恒雄「満州更級郷会画資料」 資料番号:G-16
  資料番号:1

登録年度 2019
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