見六橋資料

詳細情報
資料No G-26
カテゴリー 現代史資料
資料内容 長野市篠ノ井岡田川橋梁標柱プレート
解題
  1.  本目録は、見六橋改修工事に伴い、親柱(橋柱)から外された旧橋名板にあたる。過去、当館に収集され長く未整理状態に在った。
  2.  本資料は、長野市篠ノ井塩崎地籍に流れ込み南東方向で千曲川に注がれる岡田川を、横断し架かる主要地方道長野上田線見六橋の旧欄干親柱4柱頭面に取り付けられていた銅製の橋名板にあたる。その一枚には、「昭和二十九年三月竣工」 とある。見六橋の架け替え工事に際し取り外され不用となったもので、その連絡を受けた当館が収集したものである。この見六橋架替工事関連で護岸工事が先行、2004(平成16)年11月に川底から石碑「見六の道標」が発見されている。この石碑には善光寺方向を右手の人差し指で示し、「せんくわうし道」と刻まれる。善光寺へは、中山道の洗馬から北国脇往還となり松本を経由、難所だった猿ケ馬場峠を越え、稲荷山を経て篠ノ井の追分で北国街道と合流する。1849(嘉永2)年、橋架け替えに際し善光寺を目指す旅人のために、村人が信仰の道の拠り所として建立された。その後、川縁の浸食などにより失われ、いつしか忘れ去られたものだった。一連の工事が終了したことを契機に、篠ノ井地区住民自治協議会等により、現位置に再建立された。このように、見六橋は当時の善光寺信仰の道の分岐点だった地でもある。当館が、本資料を保管することにより、この地点が善光寺信仰の道の分岐点を物語り、現代に通じる旧橋名板として公開することが望ましいと判断する。

  3.  本資料の登録番号(請求記号)は以下のとおり。

    見六橋橋名板資料番号:G-26
    資料番号:1

登録年度 2018
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