企画展示室より

 美濃出身の藤原信舎(ふじわらのぶいえ)は、安土桃山時代から江戸時代初頭にかけて、諏訪で作刀した、信濃ゆかりの刀工です。本作は、第二次世界大戦後の1945年代初頭にGHQが接収した、いわゆる「赤羽刀(あかばねとう)」の中の一点で、 1995年に成立した「接収刀剣類の処理に関する法律」により、国から長野県に無償譲与されました。銘文に「信州諏訪住」と明記されている貴重な作例です。
 今回紹介した刀は、長野県立歴史館で2013年11月4日(月曜日)まで開催中の秋季企画展「刃が語る信濃」で展示しています。ぜひご観覧ください。

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