県立歴史館30周年記念  所蔵品展「原始-開館30年のあゆみ展-」くらべて...みてね!その②

 開館30周年記念「所蔵品展 原始」の終了まで、残すところ10日となりました。30周年ならではの新出企画、この機会をお見逃しなく!

 古墳時代の展示構成にある馬形模造品です。

 信州には在来馬の系統をひく「木曽馬」がよく知られています。古代では「望月駒」に代表されるように、誉れの高い名馬が飼育されて都に献上されていたようです。

 今回は、信州にある大きさ20cmほどの馬形模造品3種を展示しています。長野県内には、土製、陶製、鉄製の3つの材質で作られた馬形模造品が知られており、それらを一堂に集めての展示は今回が初めてだと思われます。

 いずれの資料とも、轡や鞍などの装備を付けた馬形で、一見の価値があります。実物3点を【比べて】みることのできる絶好のチャンスです。信州人にとって、身近な馬の造形品を、ぜひともご覧下さい。

1.長野市 大室古墳群168号出土品(長野市所蔵品)

2.長野市 清水原古墳群3号古墳出土品(長野市所蔵品) 新出の資料

3.伊那市 富県出土品複製(伊那市所蔵品)

4.飯田市 神送塚古墳出土品(飯田市所蔵品)

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